人生の楽園計画
セミリタイヤに向けて着々と進行中。その一端を随時紹介して参ります。また生涯スポーツとして位置付けたトライアスロンを通じ世界中を巡っていきます。

心臓手術からの復活




心臓手術からの復活

 

私は2017年の4月と6月の2回に渡り心臓手術を受けました。

しかもとても厄介な不整脈でした。誘発する不整脈が5種類程あったのです。

 

最初に異変を感じたのは2009年の時で、その時は一過性と診断で経過観察となりました。その後、徐々に発作の頻度が増え、やがてレース中にも発生するまでに。

2016のKONAが終わった後、意を決っして手術に挑みました。

 

今回このコンテンツを追加したのは、年々増加傾向にある不整脈疾患について、私の経験(手術前後)を紹介して少しでもお役に立てればと思った次第です。

 

過去のブログに残っているので、この新しいブログに移行して紹介していきます。アップする頻度は少ないかもしれませんが、必ず移行していきますのでお待ちくださいね。

記事をアップした時は、HOMEの右サイドのカテゴリー表示で心臓手術をご確認ください。記事をアップしたらカウントも確認できるようにしておきます。

http://koji-muroya.com/

 

今回このコンテンツを立ち上げるにあたり、一番参考になる記事を紹介しておきます。サポート頂いているパナレーサー様の取材を受けて紹介していただいた内容です。

 

サポート企業様の取材で語ったこと

 

それでも私はKONAに挑み続ける

「IRONMAN」は、スイム3.8km・バイク180km・ラン42.195kmの合計約226kmで競われる、トライアスロンの中でも特に過酷なレース。

その名の通り屈強な「鉄人」でなければ参戦すらできないイメージではないでしょうか。

室谷浩二選手は、昨年、二度の心臓手術を受けたにも関わらず、術後の変化と不安に立ち向かい、今年(2018)見事「IRONMAN世界選手権」の完走を果たしたフルタイムワーカー。

決して万全とは言えない身体でありながら、それでもKONAを目指し続けるその決意とは。

心臓を手術することになった経緯

 

最初の発作は2009年天草国際トライアスロン大会のバイク中に起こりました。

自身は軽い熱中症だと思っていたのですが、ゴール後救護室で安静にしていても心拍が1分間に140回以上打ち続けていたのです。

 

この時は数十分で元に戻ってくれましたが、念のために帰宅後受診したものの症状は現れず“一過性”とのことで経過観察となりました。

それから5年が経過した2014年の全日本トライアスロン宮古島大会のバイク中に再発。症状は5年前と同じで、この時は130km地点でリタイヤしています。このレース以降、発作は徐々に増えてきていましたが、騙し騙し練習とレースを約2年間重ねていました。

 

しかし2016年のハワイアイアンマン世界選手権後、発作が持続するまで悪化。

 

診察でも症状が確認出来るようになり、複数の症状がある事が判明しました。下された病名は発作性上室性頻拍 心房細動、心房粗動、心房頻拍 心房性期外収縮、等の疑いありとの事でとても厄介だと告げられました。

 

抱えていた不整脈の一部である心房細動では、心房が1分間に450~600回の頻度で不規則に興奮し、その興奮波が 房室結節に無秩序に伝わるために、心室興奮は確実に不規則になる不整脈です。

 

発作が起こると心房収縮がなくなって血液量が減少することで息切れやめまい、苦しいなどの症状が現れます。ジョグでもインターバルトレーニングをしている様な感覚になり乳酸も蓄積してくるのです。

 

この症状が更に悪化すると心不全や脳梗塞、心筋梗塞を起こすリスクもあると聞いた事で、その年の12月に手術を決意し、約4カ月手術の順番待ちを経て2017年4月に手術に挑みました。

 

  

手術を受ける前と後の心情の変化

 

手術はカテーテルアブレーションという治療法で行いました。

 

これは鼠径部の静脈からカテーテルを挿入し、心臓まで入れ異常な電気信号を発している部位を焼灼するものです。

 

約5時間半に及んだ手術。その間、私は執刀医に症状を直接伝えたく局部麻酔のみで戦い続けました。安静時の心拍は全く問題無いため、投薬により心拍を200bpm/min前後まで上げていくのですがなかなか症状が現れてくれません。

 

執刀医も諦めようとした矢先に心房粗動の症状が現れた事で処置を施し手術を終えました。しかし僅か10日程で再発してしまい、ウオーキングでも発作が起こってしまう程病状が悪化してしまいました。

 

「もうトライアスロンは出来ないかもしれない」

 

過去経験した事の無い絶望感で毎晩涙していましたが、時間の経過と共に落ち着きを取り戻し、”人生を180度変えてくれたトライアスロンをもう一度やりたい”という気持ちに切り替えていきました。

 

そして1度目の手術で5時間半もの間、私のために懸命に治療にあたってくれた執刀医(自身が手術中起き続けていたからこそ分かった事)にもう一度託そうと決意します。

 

不整脈の手術では一般的に術後3ヵ月は経過観察となるのですが、私の熱意を汲んでくれた執刀医は1ヵ月半後の6月に2度目の手術に踏み切ってくれました。

 

2度目の手術も長時間が予想されたので、この時は全身麻酔で実施。発作性上室性頻拍の一部と心房細動の処置を行い無事に手術を終えました。

 

術後は少しずつ安定してきているのが自覚出来、やがて練習再開の許可も下り少しずつ身体を動かせる様になってきました。

 

半面、不整脈が完全に除去しきれていない心臓は、時折不安定な動きをしますが術前のように持続するまでには至らないため、それに少しでも慣れるように注力している所です。

 

2018年11月現在、2度目の手術から1年と4カ月が経過していますが、術後の時間の経過と共に感じた事は、練習の度にびくびくしていた術前と比べると明らかにメンタル面で楽になった事。そして何より大好きなトライアスロンに再チャレンジ出来る事で、ほんの些細な事でも感動出来る様になり、一日一日がより充実していると実感しています。

 

そして「病に対し決して諦めてはいけない」と思えたことです。

 

”病は気から”と言いますが、健康な時はその意味の重みなどを理解するすべもありませんが、病と向き合う中で、いかに早い段階でポジティブシンキングに切り替えられるかが大切だと痛感しました。

 

また2度手術を受けた後、真っ先にサポート頂いている全ての企業各社様に「過去と同じ結果を出せない可能性が高いため、サポートを打切って頂いて構いません」と連絡したものの、現在でも全ての企業様に継続して頂いている事に感謝の気持ちで一杯です。

 

本当に応援して下さる全ての方々に生かされていると感じています。

 

手術を受ける(受けた)ことによるトレーニング内容や目標設定などの具体的な変化

 

半世紀生きてきて初の手術が“心臓”であったことで、大袈裟かも知れませんが「死」を覚悟したくらいです。

 

しかも短期間で2度も受けた事により、これからの人生を真剣に考えるきっかけになったと思っています。

先ず年齢的にも過去と同様の練習量を積んでいては、蓄積疲労と故障や怪我のリスクは自然と高まります。加えて心臓手術によるダメージを考え、練習方法については量よりも効率を考える様になりました。

 

この考えを基に永くトライアスロン人生を謳歌していきたいと考えています。このスタイルで結果が付いてくれれば至福の極みです。

 

また3種目の練習だけでなく、ヨガ、補強運動オフシーズンのウエイトトレーニングについても練習の一環と考え積極的に取り入れていきたいと考えています。

コナへの意気込みと、その結果に対する自身の評価

 

「術後1年3ヵ月で226kmという距離を本当にこなせるだろうか?レース途中で心臓の機能が低下して倒れてしまうかもしれない」

 

正直、そんな不安を抱えながらレースに挑んでいましたそれでも総合タイム11時間04分で明るいうちにゴール出来た事は大きな自信に繋がりましたね。

 

世界中のトライアスリートの誰もが憧れるKONA(ハワイアイアンマン世界選手権)に今回で6回出場してきましたが、KONAへの思いは益々強くなっていると感じています。

 

その理由は85歳以上の部で世界チャンピオンになった関東在住の稲田さんの影響が大きく、私も稲田さんの様に80歳以上になっても、KONAに挑戦し続けていたいと思っています。

 

これからのチャレンジに対する具体的な取り組み

 

試練を乗り越えるための器は自身で広げていくしかないと思っています。完全には取れ切れていない不整脈としっかりと向き合いながらも、大好きなトライアスロンを継続していきたいですね。

 

この歳になって夢中になれる事があるだけでも幸せですからね。

そして私には明確な目標があります。定年後は勿論、80歳を越えてもトライアスロンを続け、いつかKONAで表彰台に立つことです。

 

永くトライアスロンを続けていくためには、故障や怪我をしない事が大切です。

3種目の中で最も危険な競技は自転車ですが、事故のリスクを最小限にするために私は年間の約80%がインドアトレーニングなのです。

 

この練習方法でも十分戦える事を証明していきたいと思っています。

最後に私の生き様を通じ、病で苦しんでおられる方々に少しでも希望をもってもらえたらと願っています。その為にも私はこれからも走り続けて参ります。

 

そして応援して頂いている全ての方々に、“常に笑顔でゴールする自分”を見せ続けていきたいと思っています。

これが一番の恩返しになると信じていますから。