遅咲きこうたんのひとりごと
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IM70.3Xiamen(回想記10) レースレポート~2018KONA


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以下のレポートはお世話になっているスポンサー様に提出したものをコピペした。


使用アイテムや補給食、健康補助食品、健康グッズなど、提出先によって個別の内容も織り込んでいるが、

今回アップしたものは全てに共通するもの。

運は自分で引き寄せられるものだと感じたレースだった。

これからも病や後遺症と戦い続けていく。

以下本文

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中国福建省厦門で開催されたアイアンマン70.3Xiamenに出場して参りました。

早速レポートに入って参ります。

 

今年2度(4月と6月)に渡り心臓手術を受け、その後リハビリを経て練習を重ねつつようやく復帰第一線目の舞台に立つことが出来ました。

 

正直、練習を再開し僅か3か月でレースに復帰出来るとは夢にも思いませんでした。

 

これも一重に家族を始め全国のトラ仲間、チームメイト、友人、スポンサー各社、そして医療スタッフの方々の支えがあったからこそ実現出来たと感謝しています。

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このレースに出場を決めた理由はただひとつ。

70.3マイル(約113km)のレースでハワイ世界選手権のスロットが30用意されていたことです。


幸いにも復帰第一戦目としては適度な距離だった事、しかも日本からも近く関西から直行便があったことは好条件でした。

 

現地にはレース3日前から入り、外食と部屋食を半々にしてコンディションを整え、レース当日プロカテゴリーに続き午前7時にスタートしていきました。

 
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スイムは一旦沖に出た後、海岸と並行に泳ぐワンウェイのセッティングでした。

その理由は潮流を考慮したもので20m/min近い流れがあったと思います。

上陸後時計を見て驚きました。

 

練習でも出せないタイム(26分台)で1.9kmを泳ぎ切っていたのです。

 

しかしこの後レースの最大の難関が待っていました。その難関とはトランジションエリアが約600mもあった事です。

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必死に走り続けようやく自分のバイクをラックから外し、得意のバイクに入っていきます。

 

先ずは心拍を落ち着かせながらフォームを意識し、前半向かい風の中順調に距離を積んでいきます。

バイクで最も勾配があるのは陸橋だけでした。

 

それ以外はハワイ世界選手権と同様緩やかなアップダウンが続くコースでした。

中盤まではAve37km/hだったのが、後半は大腿部の痙攣が少しずつ起き始めペースダウンを余儀なくされてしまいましたが何とかエイジ2位でバイクを終えます。

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しかしここでアクシデントが起こります。

 

バイクをラックにかけ600m先のテントを目指そうとした瞬間、両足の大腿部に痙攣が起こり身動きひとつで出来ません。暫く治まらず苦しみましたが、1分程で落ち着きランをスタートしていきました。最初の1kmは痙攣が起こらない様慎重に走ります。1kmのラップは445秒。

 

痙攣も落ち着いてきたのでそこからペースを上げました。

430/kmぺースまで上げる事が出来たので、このままいけると思ったのも束の間、またもや痙攣が襲ってきました。

 

やはり手術前後の3か月間で相当筋力が低下していたのでしょう。

全盛期の頃と変わらないスピードでバイクを走り続けた代償は大きかったです。

 

ここからは我慢のレース。

 

“font-family: "MS 明朝", "serif"; mso-fareast-font-family: "MS 明朝"; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century; mso-ascii-theme-font: minor-latin; mso-fareast-theme-font: minor-fareast; mso-hansi-theme-font: minor-latin”>歩かずにはいられない時もありましたが、15km過ぎた辺りからようやく本来の走りを取り戻し、ゴールまでは力を振り絞りました。

 

そして復帰第一戦目のレースを無事にゴールする事が出来ました。

 

タイムは5時間529秒。

 

自分にしてみれば復帰第一戦としては上出来のレースだったと思います。

3月のニュージーランド以降、4カ月間不整脈と戦い続けてきた訳ですが、正直凹みましたし不安も消える事はありませんでした。

 

しかし必ず“復活して見せる”という強い思いが勝っていたからこそ、今回のレースに繋がったのだと思います

カテゴリー順位は6位とKONAのスロットには届かなかったのですが、実はミラクルが起きていたのです。

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9月開催予定だった重慶大会が急遽中止となり、用意されていたKONA30スロットは、このレースにエントリーしていた選手の各カテゴリーに最低1個ずつ配分し、選考(ランキング最上位の選手)に2018KONAを与えるというものでした。(当初は抽選と記載されていたが)

結果、私は55-59のカテゴリーで選出され、2018KONAの切符を手に入れる事が出来たのです。

これまでの実績(5年連続KONA出場、2016世界ランキング(22位))が功を奏した訳です。

 

これまで幾度となく励ましてくださった皆さんに感謝申し上げます。

 本当にありがとうございました。

来年ハワイアイアンマンは40回の記念大会となります。

その記念大会に出場できる喜びを胸に、しっかりと練習を重ねて参りたいと思います。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。1クリ是非お願いします。

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